
BALL-STREET-LIFE-HANDLE / ONO(SOMECITY FUKUOKA オーガナイザー)
やりたいことは何でもやる
ボーラー、SOMECITY FUKUOKAオーガナイザー、MC、ビデオグラファー。
ONOには多くの肩書きがある。
ストリートボールが大好きだからやりたいことが止まらない。
持ち前の凝り性が中途半端を許さず、納得いくまでやり切ってしまう。
「バスケットボールを通して何かを伝えたい」から。
SOMECITY FUKUOKAの9回目のPLAYOFFが開催されるタイミングでONOの
取材のため福岡へ向かった。
全国にあるSOMECITYの中でも福岡は特にSOMECITY愛が強いチームが多く、イベントも盛り上がる。
そしてONOにとってPLAYOFFは特別な意味を持つ。
それがSOMECITY FUKUOKA選抜とTEAM ballaholicによるエキシビションマッチだ。ONOはこれにどうしても勝ちたい。
自分が作ってきたFUKUOKAコミュニティのボーラー達への愛や、地元をレペゼンすることへのプライドがとても強い。
そしてこの年のエキシビションゲームでは初めてTEAM ballaholicに勝利した。
ONOから流れる涙には9年分の執念が詰まっていた。普通はこの場面では感動の涙だが、この涙はゾクっとする涙。狂気を蒸留させたトロトロの液体。
そしてPLAYOFF自体も2度の停電に見舞われながらも熱狂の中幕を閉じた。
その熱狂が観客を置いていけぼりにしていたのがとてもONOらしい。
壮絶すぎるマスターベーションを見せつけられた人間は引くのではない。心の中で感動と戸惑いと興奮などベクトルの違う感情が渦巻き、結果黙ることしかできなくなると知った。
その模様はぜひ動画本編で。
人を惹きつける
彼は人を惹きつける。引き寄せられたヤツらもバスケ好きしかいない。その多くがONOの熱にあてられ、大人になっても仕事をしながら家族・パートナーを犠牲にしつつストリートボールをしている。
ONOは炎。
外から見ると綺麗で楽しそう。大体の虫は近づかない。なぜなら死ぬことを知っているから。しかしバカな虫たちは嬉しそうにその炎に近づいて、「やっぱダメだ死んじゃう。」と離れる。もっとバカな虫が黒焦げになりながら炎の中を楽しそうに飛び回っている。
そんな黒焦げ羽虫達が口を揃えてこう言う。
「ONOさんは狂ってる。」
それをONOに伝えると
「自分が普通だと思っていたことが、他の人には普通じゃなかったのかも。」
しかし確実にバスケットボールを通して何かを伝えている。